【特集1】外出先で困る「トイレ問題」とは?
|
|
外出先のトイレ。みなさんは意識して考えたことありませんか? 日本では、「トイレがきれい」「無料で使える」「ウォシュレットがある」「パウダールームが充実」など、 いい面はたくさんあります。 しかし、高齢者・障がい者・子育て中のパパママは、外出先において、 さまざまな問題を抱えております。 ・災害時 3月11日、東日本大震災により、首都圏では交通機関が麻痺し、帰宅困難者が街に溢れました。 健常者である方もトイレに困りましたよね? 幸い、コンビニや飲食店がトイレの貸出を行っていたので、難を免れた方も いると思いますが、一般トイレを使えない「障がい者」の方はどうでしょう? 毎日家にいるとも限らず、仕事やレジャーで外に出ているかもしれない。 家の近所なら、自治体が提供している(提供していない地域もあります。)防災マップを活用し、 「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」がどこにあるか、確認できますが、 自分が知らない街では分かりません。 【災害時におけるトイレ問題】 「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」の情報が一元化されていない (自治体がバラバラに作っている)ため、災害時に「防災マップ」が活用できていない 「トイレ問題」があります。 ・旅行/外出時 電車や車で3時間の日帰り旅行から、宿泊を伴う旅行。 交通機関、観光施設、宿泊施設のバリアフリー化により、高齢者・障がい者・子育て中のパパママは 昔より、旅行/外出がしやすい環境になってきました。 しかし、日常的に毎日数回行くトイレ。 高齢者・障がい者の方の中には、自分が使う機能やスペースがある「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」 の情報がないと旅行/外に出かけられない方々がおります。 では、旅行で知らない街に行く時「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」の情報は どこにあるのでしょうか? 旅行会社?それとも、観光協会?インターネット? いずれも正解ですが、バリアフリーやユニバーサルデザインの意識が高い人に あたらないと、そう簡単には、自分が使う機能やスペースがある「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」 の情報を手に入れることはできません。 手に入らない場合は、最終的には旅行で行くスポットを1件1件、事前確認しなければなりません。 【旅行におけるトイレ問題】 各地域にバリアフリーやユニバーサルデザインの意識が高い人が少ないため、 観光マップに「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」が載っていない、 情報が一元化されていない、「トイレ問題」があります。 ・施設側の対応は? 地域でよく使う授乳室やオムツ替えシート、みなさんはどのように情報を得てますか? 最近の新しいショッピングセンターには、「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」の中に、 オムツ替えシートが作られているので、安心ですが、郊外や知らない街へ行った時、 子育て中のパパママは大変困ります。 では、施設側のみなさんは、どうしているのでしょう?? 「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」は各市町村の条例や法律に基づき、 設置しておりますが、その情報公開方法が各社/各業界にばらつきがあります。 ホームページのフロアマップに「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」を 付けていたり、お店の入り口の館内図やパンフレットに記載している会社がごく一部で、 実際には、設置したけどホームページにも掲載していないケースが多いです。 そのため、利用者には「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」があることすら 届いていない施設が山ほど存在します。 (ここ最近まで、施設内に「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」作ったものの、 使われないから倉庫にしている施設がありました。) 【施設におけるトイレ問題】 「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」を利用者のために設置しているが、 情報公開があまりされていない「トイレ問題」があります。 ※これでは、スペースを取る「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」の費用対効果 は低いので、Check Day を機会に、Check A Toilet ユニバーサルデザイントイレマップ に情報登録をしてください。 「車いすマークのトイレ(多機能トイレ)」情報が登録されると、 連携しているサービス〔 Googleマップ、NAVITIMEなど】にも反映されるため、 来店機会につながります! このような各シーンで起きている「トイレ問題」を、 日常から、トイレマップを作っておくことで、 いざとなった時、日常からトイレの場所を把握できるようしておきましょう! |